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カナダ永住権の戸籍謄本の翻訳は誰に頼む?【公認翻訳者リスト有】

カナダ国内でPR申請する際に必要な戸籍謄本や改製原戸籍謄本の翻訳は、公認翻訳者に依頼?それとも大使館・総領事館に翻訳証明を申請する?

こんにちは!カナダ永住権保持者のKokoです。

カナダの永住権を申請する際、日本で取得した戸籍謄本改製原(かいせいげん)戸籍謄本などの提出を求められることがあります。

カナダの移民関連の手続きでは、カナダの公用語(英語、フランス語)以外の言語の文書は、英語またはフランス語に翻訳して提出しなければなりません。

日本語の文書の翻訳は、誰にお願いすればよいのでしょうか?

管轄の日本国大使館(総領事館)で翻訳してくれるのかな?

でも、申請要領に「certified translator(公認翻訳者)が翻訳したもの」って書いてあるよ。
日本語ができる公認翻訳者ってどうやって見つければいいのかな?

こういった疑問にお答えします。

本記事は、日本国内ではなくカナダ国内で戸籍謄本などの翻訳を準備する人を対象にした内容となっています。

ですが、公認翻訳者(certified translator)については、日本国内の連絡先をもつ(おそらく日本国内で翻訳を行っていると思われる)翻訳者についても紹介しています。

クリックできる目次

永住権申請などの必要書類には、公認翻訳者による翻訳が必要なものがある

例えば、カナダ人配偶者がスポンサーとなり日本人の永住権申請を行う場合(Family Sponsorship)、「戸籍謄本」とその翻訳文「改製原(かいせいげん)戸籍謄本」とその翻訳文の提出が求められています。

Japan – Instruction(s) for documents

If you hold a passport from this country, you and your family members included in the application must provide:

・A copy and a certified translation of the “Koseki Tohon”

・A copy and a certified translation of the “Kaiseigen Koseki Tohon”, including details of his/her birth, marriage, and divorce (if any). “Kaiseigen Koseki Tohon” is the original source document(s) of a re-established family register; all names of the family members, even the ones that have been removed due to death, marriage, change of residence, etc., must be included.

引用:IRCC「Sponsoring your spouse, partner or dependent child

「certified translation」、つまり、公認翻訳者(certified translator)に訳してもらったものであればOKです。

カナダIRCCが定める、提出書類の翻訳に関するルールはこちら(IRCC公式サイト)。

カナダの公認翻訳者(certified translator)は、いずれかの州の翻訳者協会(例えば、BC州だったらSTIBC、オンタリオ州だったらATIO、ケベック州だったらOTTIAQ)に所属しています。州の翻訳者協会のメンバーになるには、少なくとも一方向の翻訳(例えば、英語から日本語方向への翻訳)において翻訳能力が認められなければなりません。

改製原戸籍とは?

「かいせいげんこせき(かいはらせきこせき)」と読みます。法改正により戸籍の改製(作り直し)が行われる以前の古い戸籍です。

私たちが普段目にするのは、戸籍がコンピュータ化された後の、縦置きA4サイズに横書きの戸籍謄本ですが、改製原戸籍謄本は横置きのA4サイズに縦書きです。

「改製原戸籍謄本」は普段は目にしないものですが、日本では、相続手続きの際に必要になります(戸籍の改製時には、古い戸籍の内容がそのまますべて新しい戸籍に書き写されるわけではないので、改製原戸籍を取得してはじめて、実は親が離婚していたり、他に子供がいたりしたことが分かることがあります)。

カナダの公認翻訳者(certified translator)リスト

カナダ国内で「戸籍謄本」「改製原戸籍謄本」を翻訳できる公認翻訳者、つまり、日本語→英語 / 日本語→仏語に翻訳できる公認翻訳者は下表の通りです。

(BC州については在バンクーバー総領事館、オンタリオ州については在カナダ大使館、在トロント総領事館、ケベック州については在モントリオール総領事館に問い合わせ、教えてもらいました。)

在カルガリー総領事館の管轄地域には、日本語から英語に翻訳できる公認翻訳者はいないそうです(2021年に在カルガリー総領事館に確認)。

BC州
(日→英)
STIBC(Society of Translators and Interpreters of British Columbia)
公式HP
「Certified Translator」の検索ページで、「Certified Translator Languages」の「Japanese -> English」にチェックを入れ「Search」をクリックすると公認翻訳者のリストが表示されます(2022年1月現在、10名)。
※登録住所と電話番号からすると日本に住んでいると思われる翻訳者(2名)もいるのでご注意ください(公認翻訳には、翻訳者と書類原本を直接または郵送でやりとりする必要があります)。
オンタリオ州
(日→英)
KAN Communications Inc.
HP(日本語)
ATIO(Association of Translators and Interpreters of Ontario)のメンバーが2名在籍。
オンタリオ州
(日→英)
Translation Agency of Ontario
HP
ケベック州
(日→英)
(日→仏)
Minoru Tsunoda / Communications TSUNODA International
HP(日本語)
OTTIAQ(Ordre des traducteurs, terminologues et interprètes agréés du Québec)のメンバー。
ケベック州
(日→仏)
Etienne Lehoux-Jobin
HP
OTTIAQ(Ordre des traducteurs, terminologues et interprètes agréés du Québec)のメンバー。 日→英の公認は受けていない。

公認翻訳者を探す時は、各翻訳者について、どの言語からどの言語に翻訳することが公認されているのか、翻訳可能な言語の方向に注意する必要があります。

公認翻訳者になるには、一方向ずつ試験を受け認められる必要があるので、日本語と英語ができる公認翻訳者全員が、日英双方向(日本語→英語、英語→日本語)の公認翻訳者であるとは限りません。実際、英語から日本語への公認翻訳者であっても、日本語から英語への公認翻訳者ではない人も多いです。

Koko

例えば、BC州のSTIBCで公認翻訳者を検索すると、日本語→英語方向の公認翻訳者は10人しかいませんが、英語→日本語方向の公認翻訳者は19人います(2022年1月現在)。

「戸籍謄本」「改製原戸籍謄本」の公認翻訳者としては、日本語から英語方向(または、日本語から仏語方向)の公認翻訳者を探す必要があるのでご注意ください。

どの翻訳者(会社)も、料金や所要日数、支払方法、受け渡し方法(手渡し?郵送が可能かどうか?)など、メールで問い合わせられます。見積依頼時には、通常、戸籍謄本や改製原戸籍謄本をスキャンしてメール添付で送ることを求められます。

日本国内からカナダの永住権の申請をする場合、カナダの公認翻訳者による翻訳でなくてもよいようですが、日本国内にもカナダの公認翻訳者がおられますのでご紹介します。

BC州Maho Harada(日本語→英語)
STIBC(Society of Translators and Interpreters of British Columbia)のメンバー。
登録住所が長野県安曇野市。連絡先などはこちら(STIBC公式HP)
BC州 Stephen Carter(日本語→英語)
STIBC(Society of Translators and Interpreters of British Columbia)のメンバー。
登録住所が愛知県名古屋市。連絡先などはこちら(STIBC公式HP)
Koko

日本一時帰国中に永住権申請書類を準備したりする場合など、場合によっては日本在住のカナダの公認翻訳者に依頼した方が便利な時がありますよね。

どの州の公認翻訳者でもよいのか?

カナダ連邦政府のプログラムのように、ただ単に「certified translatorによる翻訳が必要」とだけ書いてある場合もありますし、以下の、オンタリオ州やケベック州の移民プログラムのように、翻訳者についての規定が明確にされているものもあります。

オンタリオ州独自の移民プログラムに申請する場合

オンタリオ州独自の移民プログラム(Ontario Immigrant Nominee Program) の申請書類を翻訳できる者について次の規定があります(オンタリオ州政府のホームページより引用)。

オンタリオ州内から申請するのか、オンタリオ州外から申請するのかによって、認められる翻訳者が変わってきます。

If you are applying from within Ontario

If you are applying from within Ontario, translations must be completed by a certified translator accredited by the Association of Translators and Interpreters of Ontario (ATIO).

If you are applying from outside of Ontario

> The translation can be completed by any translator

> The translation must be notarized

If we find the notarized translation unacceptable, we have the right to insist your translation be redone by an ATIO certified translator.

引用:Government of Ontario「OINP Document Translation and Notarization

オンタリオ州内から申請する場合は、オンタリオ州の翻訳者協会ATIOのメンバーによる翻訳だけが認められます。

オンタリオ州外から申請する場合は、翻訳者は誰でもよいようですが、公証してもらわないといけませんし(The translation must be notarized)、不備があれば結局ATIOのメンバーに翻訳してもらわないといけなくなるとのことなので、最初からATIOのメンバーに翻訳してもらっておいた方が確実、安心です。

ケベック州独自の移民プログラムに申請する場合

一方、ケベック州独自の移民プログラムへの申請書類をカナダ国内(ケベック州含む)で準備する際の翻訳者については、次の規定があります(ケベック州政府のホームページから引用)。

If you plan to have your documents translated in Canada

Only translations produced by a translator who is a member of one of the following institutions will be accepted:

・Ordre des traducteurs, terminologues et interprètes agréés du Québec (OTTIAQ)

・Association of Translators and Interpreters of Ontario (ATIO – Association des traducteurs et interprètes de l’Ontario)

・Society of Translators and Interpreters of British Columbia (STIBC – Société des traducteurs et interprètes de la Colombie-Britannique)

・Corporation of Translators, Terminologists and Interpreters of New Brunswick (CTINB – Corporation des traducteurs, terminologues et interprètes du Nouveau-Brunswick)

The translation department of the embassy or consulate of the country or territory issuing the original document (if applicable)

引用:Gouvernement du Quebec「Immigrating to Quebec – Rules regarding required documents and formats

つまり、カナダ4州の翻訳者協会(ケベック州のOTTIAQ、オンタリオ州のATIO、BC州のSTIBC、ニューブランズウィック州のCTINB)のいずれかのメンバーである公認翻訳者(certified translator)による翻訳ならOK。

また、文書を発行している国の大使館・総領事館による翻訳でもよいと書いてありますね。

Koko

オンタリオ州のOINPのように、申請するプログラムの種類、申請場所によっては「その州の翻訳者協会のメンバーによる翻訳でなければならない」と規定されている場合もあるので、申請する州の公認翻訳者に翻訳を依頼するのが無難ですね。

もし申請する州、お住まいの州に、日本語から英語方向の翻訳ができる公認翻訳者がいないようなら、誰が翻訳したものが認められるのか、念のため申請先に確認しましょう。

カナダ永住権申請に必要な戸籍謄本などの翻訳は、大使館(総領事館)に依頼できる?

そもそも大使館(総領事館)で戸籍謄本などの翻訳を行っているのか?

海外の日本国大使館(総領事館)では、「戸籍謄本」や「改製原戸籍謄本」などの「翻訳」は行っていません。

その代わり、申請者が作成した翻訳文が原文書(日本の公文書に限る)の忠実な翻訳であることを証明する「翻訳証明」を発給しています。

つまり、申請者自身が戸籍謄本などの日本の公文書を英語(または仏語)に翻訳しなければなりません。

大まかな翻訳ではなく、一字一句漏れなく正確に翻訳する必要があります。

もし申請者自身が翻訳できない場合は、友人など他の人(赤の他人でもOK。翻訳者としての資格など一切不要)に訳してもらったものでも構いません(翻訳者の氏名はどこにも記載されませんし、大使館・総領事館から誰が訳したのか尋ねられることもありません)。

えっ!?自分で全部訳さないといけないの?
専門用語とかわからないし...

と思われたかもしれません。

在カナダ日本国大使館在モントリオール日本国総領事館には、原文書(日本の公文書)の種類によっては、参考にできるひな形(テンプレート)があるようですので、自分で一から訳し始める前に、まずは問い合わせてみましょう。

翻訳文は申請者が用意し持参して下さい(翻訳文作成に参考となる雛形がある場合もあります。領事窓口までお問い合わせ下さい)。

引用:在カナダ日本国大使館「翻訳証明

在バンクーバー/在カルガリー/在トロント日本国総領事館には、翻訳の見本やひな形(テンプレート)の用意はないとのことです(2021年に確認)。

ひな形がない場合、Googleなどで戸籍謄本英訳の見本(サンプル)を検索すると色々出てくるので、信頼できそうなものを選んで参考にするのも一案です。

戸籍謄本の翻訳は、大使館(総領事館)発行の「翻訳証明」で大丈夫なのか?

そもそも、日本国大使館・総領事館が発行した「翻訳証明」が、カナダの永住権申請などの移民関連手続きで有効な書類として認められるのでしょうか?

在バンクーバー総領事館のホームページ(「翻訳証明」の案内ページ)には次のように書かれています。

カナダ永住権申請のための「戸籍謄本」及び「改製原戸籍謄本」の翻訳証明につきましては、ご用意いただいた翻訳文が原文書に忠実な翻訳であることを証明する業務であり、当館が原文書の翻訳を行うものではありません。

また、カナダ移民局によると、永住権申請手続きに係る必要書類の翻訳は、「Certified translator(公認翻訳者)」による翻訳であることが求められていますので、公認翻訳者以外の方が行われた翻訳に当館の翻訳証明を添付しても、適当な書類として認められない場合もあり得ますのでご注意ください。

BC州での公認翻訳者については、S.T.I.B.C. http://www.stibc.org/ にお問い合わせください。

引用:在バンクーバー日本国総領事館「翻訳証明

つまり、 総領事館が発行した「戸籍謄本」や「改製原戸籍謄本」の翻訳証明は有効な書類として認められない可能性があるので、あくまで自己責任で行ってくださいね、ということです。

実際、他の皆さんはどうしているのか、在バンクーバー総領事館の人に電話で尋ねたら、

「当館の場合、カナダの永住権申請目的で翻訳証明の申請に来られる方はほとんどおられません。皆さん、BC州の公認翻訳者(STIBC)に翻訳してもらったものをカナダ移民局に提出しておられると思います。」

とおっしゃっていました。

在トロント総領事館の方も、同じようなことを言われていました。

その一方で、在モントリオール総領事館のホームページに次のような記載がありました。

Q3:カナダ永住権申請の必要書類として、「改製原戸籍謄本」の翻訳を求められました。翻訳証明を申請したら、総領事館で改製原戸籍謄本の翻訳をしていただけますか。翻訳証明の発行には何日かかりますか。

> 当館では翻訳作業は受け付けておりません。当館が発行する翻訳証明は、申請人本人が作成した翻訳が原文書の忠実な翻訳であることを証明するもので、翻訳自体を作成するのではなく、翻訳と原文書を照合し認証する手続です。

> 最近、永住権申請のための翻訳証明を申請するケースが増えており、翻訳証明は、申請から発行まで通常10日から2週間程度お時間をいただいております。申請人にご用意いただく翻訳はできるだけ原文に忠実にタイプ打ちした文書をご用意ください。また、当館から訂正をお願いする場合が多いので、翻訳の電子データもご準備願います。

引用:在モントリオール日本国総領事館「よくある質問(FAQ)- 翻訳証明

つまり、在モントリオール総領事館の管轄地域にお住まいの方の中には、永住権申請のために、総領事館で取得した「翻訳証明」を移民局に提出されている方がおられるようです。

「翻訳証明」の対象となる文書、申請方法、所要日数、手数料

「翻訳証明」の申請を検討されている方のために、「翻訳証明」の対象となる文書や申請の際の必要書類などをまとめてみました。

対象となる文書日本の官公署、特殊法人、学校法人等が発行した公的文書のみ。
※私文書は対象外。生け花、書道、茶道などの免許状は私文書なので対象外。
※日本の法令規則および訴訟に関する裁判所の文書は取り扱わない。
※有効期間のある公文書は有効期間内のものに限る。

–> 「戸籍謄本」「改製原戸籍謄本」は「翻訳証明」の対象。
対象となる翻訳言語日本語→英語
※在モントリオール総領事館では、日本語→仏語の翻訳文も証明

※外国語から日本語への翻訳証明は行っていない(日本国内の行政機関に外国の公文書を提出する際は、和訳文を添付するだけで足りることになってるため、翻訳証明を取得する必要がないため)。
申請に必要な書類①証明書発給申請書(各大使館・総領事館のHPからダウンロード可。窓口でも入手可)
②翻訳証明を必要とする原文書の原本
③翻訳文(申請者がタイプ打ちして作成したもの)
④日本のパスポート原本

【以下は、在カルガリー総領事館で申請する場合のみ】
②のコピー一部
④の、顔写真がある見開き1ページのコピー一部

【以下は、在モントリオール総領事館で申請する場合のみ】
カナダの滞在許可証(Visitor Record, Study Permit, Work Permit, PRカード)
翻訳文の電子データ(メールで送付)
申請上の注意戸籍謄本(改製原戸籍謄本)の翻訳証明の場合、申請時に提出した戸籍謄本(改製原戸籍謄本)の原本は証明の一部を構成することになる(翻訳文などと糊付けして割り印が押される)
戸籍謄本(改製原戸籍謄本)は無傷で返却されるわけではないので注意(必要であれば、事前にコピーを取っておいたり、余分に日本から取り寄せたりしておいた方がよい)。
申請方法 お住まいの地域を管轄している大使館・総領事館にて申請(事前に「在留届」を出している必要がある)。
原則、本人が来館し申請。
場合により、郵送申請、代理人申請可(各公館に問い合わせ要)。
発給手数料55ドル(~2022年3月31日)
※支払いは、受領時に現金にて(カード不可)。
所要日数公館によって異なる。
・在カナダ大使館:1週間前後
・在バンクーバー総領事館:3週間以上
・在カルガリー総領事館:(各自問い合わせ)
・在トロント総領事館:通常1週間
・在モントリオール総領事館:通常10日~2週間
各公館の案内ページ必ずご自身の申請前に、各公館の「翻訳証明」の案内ページで最新情報をご確認ください。

各公館の「翻訳証明」の案内ページは以下の通り。
在カナダ日本国大使館
在バンクーバー日本国総領事館
在カルガリー日本国総領事館
在トロント日本国総領事館
・在モントリオール日本国総領事館「翻訳証明」「よくある質問」

公認翻訳者による翻訳と比べた、「翻訳証明」のメリットとデメリット

カナダの永住権申請のために、カナダ国内で「戸籍謄本」や「改製原戸籍謄本」の翻訳を準備する場合の、公認翻訳者(certified translator)の翻訳と比べた場合の、「翻訳証明」のメリットとデメリットは以下の通りです。

「翻訳証明」のメリット

  • 発給手数料が(戸籍謄本や改製原戸籍謄本の一通が何ページあるかにかかわらず)一通につき55ドルなので、公認翻訳者に依頼するより安い
Koko

戸籍謄本と改製原戸籍謄本の翻訳証明は合計で110ドル。
一方、同じものを公認翻訳者に頼むと、戸籍謄本、改製原戸籍謄本それぞれ2ページあるとすると、200ドル以上になるのではないかと思います。

「翻訳証明」のデメリット

  • 申請者自身が翻訳しなければならない。
  • 「カナダ移民局によると、永住権申請手続きに係る必要書類の翻訳は「certified translator(公認翻訳者)」による翻訳であることが求められているので、公認翻訳者以外の人が行った翻訳に大使館・総領事館発行の「翻訳証明」を添付しても、適当な書類として認められない場合があり得る。」(←在バンクーバー日本国総領事館のHPに記載されている注意事項)
  • 公認翻訳者に翻訳を依頼する場合は、翻訳者に一度も会わずにメールと郵送のやりとりで済ませることもできるが、大使館・総領事館で「翻訳証明」を取得する場合は、本人確認が必要で、少なくとも一度は本人が足を運ばなくてはならない。
  • 大使館・総領事館から遠く離れたところに住んでいる場合、できあがった「翻訳証明」は郵送で送ってもらうことができないので、ちょうどよいタイミングで領事出張サービス(一日領事館)がない限り、大使館・総領事館まで受領に行かなければならない。「翻訳証明」発給手数料の方が安くても、交通費のことを考えると、郵送で送ってもらえる公認翻訳者にお願いした方が安くつく場合がある。
  • (申請先の大使館・総領事館によって異なるが、)「翻訳証明」は申請してから受領できるまでの所要日数が長めで、2~3週間以上かかるところもある。急いでいる場合は、公認翻訳者に依頼した方がスピーディに入手できる。

【よくある質問】カナダ永住権申請時の戸籍謄本の翻訳は全訳?「出生証明書」でもOK?

永住権申請時の提出書類は ①戸籍謄本の全訳 ②出生証明書 ③その両方、一体どれが正解?

カナダの永住権申請の手続きにおいては、実際、

  1. 戸籍謄本の全訳を提出すべきなのか?
  2. 出生証明書(=Birth Certificate。戸籍謄本があれば、大使館・総領事館で発行してもらえる)を提出すべきなのか?
  3. ①と②の両方を提出すべきなのか?

迷う人が多いようです。

在トロント総領事館の方が、

「過去の例では、公認翻訳者に依頼した戸籍謄本の翻訳(全訳)を提出されている人もいらっしゃいますし、当館が発行している出生証明書を提出している方もいらっしゃいます。あるいは、その両方を提出している方もおられます。」

とおっしゃっていました。

実際、この質問は多いみたいで、在モントリオール領事館のホームページの「よくある質問」にも載っていました。

(在バンクーバー総領事館の「よくある質問」にも載っていました。)

Q2:カナダ永住権申請には、戸籍謄本の翻訳を提出する必要があると聞きましたが、出生証明なのか、戸籍謄本の全翻訳なのかわかりません。通常どちらを提出するものなのですか。

> 必要書類は、申請人個人によっても、また手続を行う各移民局によっても異なるようです。いずれの証明も戸籍謄(抄)本を基に作成されるものですが、移民局に必要書類を確認した上で証明を申請されることをお勧めします。

引用:在モントリオール日本国総領事館「よくある質問 – 翻訳証明について

どこに提出するか、どのプログラムに申請するかによって変わってくるようなので、各自確認が必要ということですね。

【ご参考】在カルガリー総領事館では、永住権申請手続きのために「戸籍記載事項証明」を発給している

在カルガリー総領事館に電話で問い合わせた際に教えていただいたのですが、在カルガリー総領事館では、カナダ永住権申請書類として「戸籍記載事項証明」を発給しているそうです。

実際、在カルガリー総領事館管轄地域では、移民局に「戸籍記載事項証明」を提出している人が多く、これまで移民局に受理されなかったという連絡を受けたことがない、とおっしゃっていました。

「戸籍記載事項証明」とは?

戸籍謄本に記載された内容を簡素化し、箇条書きで英訳した証明書です。

発給手数料は一通につき15ドル(~2022年3月31日)、所要日数は7開館日とのことです。

在カルガリー総領事館のホームページには、永住権申請のための「戸籍記載事項証明」についての詳しい説明はありませんが、電話で詳しく教えてもらえると思います。在カルガリー総領事館管轄地域にお住まいの方はまず電話(領事班:403-294-0782)で問い合わせてみてください。

まとめ

カナダ国内で永住権申請などのために戸籍謄本の翻訳を準備する場合、公認翻訳者(certified translator)に依頼して訳してもらっている方が多いようです。

一部、自分で戸籍謄本を翻訳し、大使館・総領事館で「翻訳証明」を取得し、移民局に提出している方もおられるようですが、提出先や申請プログラムにより認められない場合もあり得るようなので、注意が必要です。

永住権申請のためにどんな書類を提出すべきなのかはカナダ移民局の管轄事項なので、日本国大使館や総領事館では答えがもらえなくて当たり前ですが(「皆さんはこうされていますよ」という感じでは教えてもらえるかもしれませんが)、在カルガリー総領事館のように「「戸籍記載事項証明書」を出されている人が多い」というような情報は尋ねてみないとわからないことなので、一度電話で問い合わせてみられるのもよいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

お役に立てましたら幸いです。

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