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パスポート申請の戸籍って謄本/抄本どっち? 返してもらえる?

パスポートの申請に必要なのは戸籍謄本と戸籍抄本のどっち?家族で一通?人数分必要?返却してもらえる?

こんにちは!ドイツ在住のKokoです。

次のような場合には、パスポート申請時に、戸籍謄本(こせきとうほん)または戸籍抄本(こせきしょうほん)の提出が必要です。

  • 生まれて初めてパスポートを申請する場合
  • パスポートの有効期限が切れてしまった場合
  • パスポートの盗難・紛失・消失により、パスポートを失くしてしまった場合
  • パスポートに記載されている本籍地(都道府県名)が変更になった場合
  • 結婚や離婚などで苗字が変わった場合

パスポート申請時は毎回必ず戸籍謄本(抄本)の提出が必要というわけではないんですね!

外務省や日本国内各都道府県のパスポートセンター、海外の大使館・総領事館のホームページで、パスポート申請時の必要書類を確認すると、

  • 戸籍謄本、または、戸籍抄本
  • 戸籍謄本(又は抄本)

のように書いてあります。

「または」と書いてあるということは、戸籍謄本と戸籍抄本、どちらでも好きな方を提出してよいということでしょうか?

(そもそも、戸籍謄本と戸籍抄本の違いは何でしょうか?)

戸籍謄本(抄本)の提出については、他にも以下のような質問があります。

家族全員が同時に申請する場合、戸籍謄本なら家族で1通でOK?
それとも、1人1通必要?

戸籍謄本を入手するのが面倒だから手元に持っておきたいんだけど、戸籍謄本は返却してもらえる?
コピーの提出でもOK?

パスポート申請に使える戸籍謄本の有効期限は?
戸籍謄本の発行年月日ってどこを見ればわかる?

本記事では、こういった、パスポート申請の際に必要な戸籍謄本(抄本)の提出に関してよくある質問に回答します。

この記事は、日本と海外のどちらでパスポート申請する場合にもお読みいただけます。

クリックできる目次

戸籍謄本と戸籍抄本の違い

戸籍謄本と戸籍抄本の違い

戸籍謄本(とうほん)戸籍抄本(しょうほん)は、どちらも、日本の本籍地役場で管理している戸籍簿の写しです。

違いは次の通り。

種類別名証明する内容
戸籍謄本戸籍全部事項証明同じ戸籍に記載されている家族全員身分事項
戸籍抄本戸籍個人事項証明同じ戸籍に記載されている家族のうち一部(1人)身分事項

戸籍事務がコンピュータ化された市区町村では、戸籍謄本の代わりに「戸籍全部事項証明」が発行され、戸籍抄本の代わりに「戸籍個人事項証明」が発行されます。

ちなみに、ひとつの戸籍には二世代しか入れません。

三世代(親と子と孫)が同じ戸籍に入ることはできません。

結婚する時に親の戸籍から抜けて(除籍され)、結婚相手と新しい戸籍が作られます。

そして、この新しい戸籍に夫婦の子(未婚)が入ることになります。

例えば、私の場合、戸籍謄本を取ることで、私(筆頭者)と長男と次男の3人分の身分事項をまとめて証明できます。(夫は外国人なので戸籍に入っていません。)

一方、私、長男、次男、一人ずつの戸籍抄本を取ることで、各自の身分事項を別々に証明できます。

パスポート申請には、とりあえず戸籍謄本を取っておけばOK

パスポートの申請には、とりあえず戸籍謄本を取得しておけば問題ありません。

Koko

大(戸籍謄本)は小(戸籍抄本)を兼ねる!

戸籍謄本も戸籍抄本も取得手数料は同じ(ほとんどの市区町村で一通450円)ですし、悩む必要はありません。

必要かと思って戸籍謄本(抄本)取ったけど、結局パスポート申請には必要ないって言われたわ。

という場合、戸籍謄本の方が戸籍抄本より使える場面が多いので、そういう意味でも戸籍謄本の取得をおすすめします。

家族で同時にパスポート申請する場合は、戸籍謄本なら家族で1通でOK

親子、夫婦、兄弟など、同一戸籍に入っている人が同時にパスポートの申請をする場合は、戸籍謄本なら家族で1通で問題ありません。

ただし、パスポートの申請を同時にしない場合は、戸籍謄本(抄本)は人数分必要になりますので、ご注意ください。

例えば、私の場合、私(筆頭者)、長男、次男の3人が同時にパスポート申請を行う場合、戸籍謄本なら一通の提出ですみます(戸籍謄本取得料金は450円)。

家族が同時にパスポート申請を行う場合に各人の戸籍抄本を提出してもよいですが、戸籍抄本だと人数分必要となり、取得料金が3倍(450円×3通=1,350円)かかります。

どんな場合も戸籍謄本でよいのに戸籍抄本でもよいとされている理由

同一戸籍に入っている家族が同時にパスポート申請する場合には、戸籍謄本を取るという選択肢がベストです(家族別々に戸籍抄本を取ると、手数料が人数分かかってしまうため)。

ですが、一人でパスポートの申請をする場合はもちろん戸籍抄本でOKです。

戸籍抄本を提出するメリットは、パスポートの発給審査に必要のない、他の家族の個人情報を他人の目にさらさなくて済むということです。

Koko

ただ、審査の人も忙しいですし、他の家族の個人情報とか見てないと思うんですけどね...

パスポート申請に必要な戸籍謄本(抄本)の有効期限

パスポートの申請に使える戸籍謄本(抄本)は発行から6か月以内のものです。

戸籍謄本を早めに取り過ぎて、肝心のパスポート申請時には有効じゃなかった!

なんてことにならないようご注意くださいね。

パスポートの申請に必要な戸籍謄本(抄本)の有効期限は?戸籍謄本の発行年月日の確認の仕方は?

戸籍謄本(抄本)は返却不可。コピー提出も不可

パスポート申請の際に提出する戸籍謄本(抄本)ですが、旅券法では「提出」するものとされており、申請者には返却されません。

特に海外在住者は、戸籍謄本(抄本)を海外では入手できず日本の本籍地役場から取り寄せないといけないので、手元に持っておきたいと思う方が多いのですが、残念ながら返してもらえません。

また、「戸籍謄本(抄本)の原本(オリジナル)ではなくコピーの提出でよいか?」という質問も多いですが、役所で交付された戸籍謄本(抄本)の原本のみ有効で、自分で原本からコピーを取ったものや、メールで送られてきたものをプリントアウトしたものは、パスポートの申請には使えません。

海外在住の皆様へ

コロナのため、国や地域によっては外出が制限されたり、日本からの国際郵便が機能していない場合があります。

こういった事情により、パスポートを有効期限内に切替できなかったり、戸籍謄本(抄本)の原本入手が困難だったりする場合は、例外的に、戸籍謄本(抄本)提出の省略戸籍謄本(抄本)のコピーの提出が認められる場合があります。

【参考】「旅券法施行規則」の一部改正のお知らせ(外務省ホームページ。2020年6月30日)

詳しくは、管轄の大使館・総領事館にお尋ねください。

おまけ: 戸籍謄本(抄本)の入手方法と注意点

日本国内にお住まいの場合の取得方法

本籍地役場の窓口または郵送で入手できます。

条件を満たしていれば、マイナンバーカードで、コンビニ交付サービスを利用して入手できます。

入手方法の詳細については、各本籍地役場のホームページに掲載されています。

現在、2024年をめどに、戸籍謄本(抄本)などが本籍地役場以外の市区町村役場でも取得できるよう、システム構築が進められています。ですので、2024年以降は、居住地と本籍地役場が遠くて戸籍謄本を取るのが面倒ということはなくなります。

海外にお住まいの場合の取得方法

戸籍謄本(抄本)は、海外にある日本国大使館・総領事館では入手できません。日本の本籍地役場でのみ入手可能です。

海外在住で戸籍謄本(抄本)が必要になった場合、実家の両親などに代理で取得してもらって、海外まで郵送してもらっている人が多いです。

ちなみに、海外で戸籍を必要としている人の両親、配偶者、子など直系の親族が代理で取得する場合、委任状は必要ありません。直系の親族以外の人が代理で取得する場合は委任状が必要になります。

日本に親族や代理人がいない場合、請求手続きが面倒ですが、本籍地役場に直接郵送で請求することもできます。郵送での請求方法、手数料支払い方法については直接本籍地役場に尋ねると教えてもらえます。

あとは、料金が高くなりますが、日本の行政書士事務所で、海外在住者のために戸籍謄本(抄本)を代理で入手し、海外に発送してくれるサービスを提供しているところがあります(Googleで検索するといくつか見つかります)。

戸籍謄本取得時に起こりうるミスに注意

これは、あなたが結婚している場合に起こりうることなのですが...

仕事などで忙しい場合など、ご両親に戸籍謄本を取ってもらうこともありますよね(ご両親が取得する場合、委任状不要)。

特に、海外在住者は、日本の実家の両親にお願いして戸籍謄本を取得し海外まで郵送してもらう人がほとんどです。

その時に時々起こるミスが、ご両親が、ご両親自身の(お父様またはお母様が筆頭者になっている)戸籍謄本を取得してしまうこと!

結婚するとあなたはご両親の戸籍から除籍されます。

確かに、ご両親の戸籍謄本にもあなたの出生などの身分事項は記載されているのですが、よく見るとあなたの名前の欄に「除籍」の文字が ...

子供がいる場合、記載されているはずの子供が記載されていない...

せっかく取得しても、あなたが除籍されているご両親の戸籍謄本ではパスポート申請できませんから、ご両親に取得をお願いする時には、あなたの戸籍謄本を取ってもらえるよう念押ししましょう!

【まとめ】パスポート申請に必要な戸籍謄本(抄本)

最後に、パスポート申請に必要な戸籍謄本(抄本)についてまとめます。

  • 迷ったらとりあえず、戸籍謄本(戸籍全部事項証明)を取っておけば問題ない。
  • 同じ戸籍に入っている家族(親子、夫婦、兄弟)が同時にパスポート申請をする場合は、戸籍謄本(戸籍全部事項証明)を取得すれば家族で1通でOK。
  • 一人でパスポート申請をする場合は、戸籍謄本でも戸籍抄本でもどちらでもよい(料金は同じ)。ただし、同じ戸籍に入っている他の家族の個人情報を他人の目にさらすことを避けたい場合は、戸籍抄本(戸籍個人事項証明)を入手する。
  • パスポート申請に使用できる戸籍謄本(抄本)は、申請日時点で発行から6ヶ月以内の原本に限る。自分でコピーを取ったものや、メールで送られてきたものをプリントアウトしたものは不可。
  • パスポート申請時に提出する戸籍謄本(抄本)は返却してもらえない。
  • 戸籍謄本(抄本)の取得を両親に依頼する場合(あなたが結婚し、両親の戸籍から抜けている場合)、間違って両親自身の戸籍謄本(あなたが「除籍」されているもの)を取得してしまうケースがあるので注意。パスポート申請者の戸籍謄本を取得しなければ、パスポート申請には使えない。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

お役に立てましたら幸いです!

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