こんにちは!フランスでVPNを愛用しているKokoです。
「私が海外で買ってよかったもの」は色々ありますが、トップ3に入るのがVPN。
我が家では有名どころのVPNを色々試してみて(通常どこも返金保証があるので気軽に試せます)、結局NordVPN(ノードVPN)に落ち着きました。海外(カナダ→ドイツ→フランス)で3年間、今はほぼ常時接続で使っていますが、NordVPNは我が家の環境&用途にぴったりで、今のところ満足しています。
我が家だけでなく、実際に私のまわりの海外在住日本人の間でもNordVPNを使っている人が多いですし、(統計はないですが)おそらく海外在住日本人の間で一番多く使われている有料VPNなのではないでしょうか。
NordVPNは、通信速度も地域制限(ジオブロック)回避能力も優秀で、海外から日本の動画(ストリーミングサービス)を見るのに最強のVPNだというのがその理由だと思います。
この記事を読むと分かること
- VPNではNordVPNがいいって聞いたけど、実際のところは?
- NordVPNを実際に使った人の口コミ、評判、使用レビューが知りたい。
- NordVPNにもデメリットがあるはず...申込前に知っておいた方がいいことや注意点は?
- NordVPNはどんな人におすすめ?
逆に、どんな人におすすめできない?
我が家とVPNの歴史

そんなの興味ないよ、という方は読み飛ばしてください...
私は、数年前、カナダに住んでいた時に、ダークウェブ(個人情報などが取引される闇サイト)に私の個人情報が流出したという苦い経験があります。VPNの中にはNordVPNのようにダークウェブモニターツールを提供しているところがあるのですが、調べてみたら過去に私のメールアドレスとパスワードが流出していたことがわかりました。行ってもいないアメリカで数十万円のクレジットカード被害に遭ったので、クレジットカード情報も漏洩したと思われます。
実は、それまで私は、スタバなどのカフェや空港・駅、ホテルなどのフリーWifiを何も気にせず利用していました。「私の個人情報をどうぞ覗いてください」状態になっているとは思ってもみませんでした(完全に知識不足)。
個人情報流出&クレジットカード被害以降、ネット上で重要な情報をやりとりするのが怖くなり、現在では自宅でも外出先でも、仕事でもプライベートでも、VPNにほぼ常時接続してネットを使っています。



もちろん、フランスから日本のVPNサーバーに接続し、日本のアニメを子供と見て日本語教育に役立てたり、私自身日本のニュースや韓国ドラマを楽しんだり、という使い方もしていますよ。
我が家ではもともと無料VPNを使っていたのですが、もっと通信速度が速くて快適に動画視聴ができ、複数デバイスで同時接続できるVPNが利用したくなり、有料のNordVPNに切り替えました。
VPNは環境(国の規制、デバイス/OS、ネット環境など)との相性もあり、実際に使ってみないと自分に合うかどうかわかりません。なので、どこの有料VPNにも通常「30日間返金保証」システムがあって、最初の30日間は無料で試せる仕組みになっています。せっかくなので、我が家では有名どころの有料VPNをひとつひとつ試してみた上でNordVPNに決めました。
月々カフェオレ一杯分ぐらいの出費でこの安全性、快適な動画視聴ライフが得られるなら「もっと早くNordVPNにしておけばよかったね」というのが我が家全員の意見です。
NordVPNは現在(3月21日~)1年プランまたは2年プランを申し込むと3ヶ月無料期間が付いてくるキャンペーン実施中です。
NordVPNの評判・口コミからわかるメリット・デメリット


ネット上の評判・口コミからわかる、NordVPNのメリット・デメリットは以下の通りです。
- 海外から見られる日本の動画配信サービスの種類が多い。
- 危険性がなく安心して使える。
- サーバー設置国・サーバー数が多い。
- アプリの使い勝手がよい。
- 固定IPアドレスが使えるオプションが用意されている。
- カスタマーサポートが感動レベル。
- 中国では使えない可能性が高い。
- インドのIPアドレスが使えない。
- 100%日本語に対応しているわけではない。
- 「30日間返金保証」の返金依頼手続きが面倒。
- 利用料金→「コスパがよい」vs.「高い」
- 通信速度→「速くて安定している」vs.「それほど速くない」
- 最大同時接続台数6台まで→「十分」vs.「不十分」



それでは、それぞれのメリット・デメリットについて、関連ツイートや私自身の経験を交え、詳しくみていきましょう。
NordVPNのメリット6つ
メリット1: 海外から見られる日本の動画配信サービスの種類が多い
海外で「VPNを契約しようかな」と思う一番の理由は「海外から日本の動画やコンテンツを見たい!」ということではないでしょうか。
NordVPNを使えば、お目当ての動画配信(ストリーミング)サービスが見られるようになるのか気になりますよね。
NordVPNを使えば、地域制限(ジオブロック)の回避が難しいと言われる日本のNetflix、Amazonプライムビデオ、Hulu、ABEMAのような動画配信サービスでさえ、安定して視聴できるようになります。
どの会社のVPNでも、日本のVPNサーバーに接続しさえすれば日本のすべての動画配信サービスが見られるようになる、というものではありません。
各VPNによって、地域制限を回避できる動画配信サービスの種類が違います(地域制限回避能力の高いVPNと低いVPNがあります)。
海外→日本の動画視聴に関する口コミ
NordVPNを使った海外在住者による、海外→日本の動画視聴に関する口コミは以下の通りです。
やはり、NordVPNを使うと「(主要動画配信サービスが)問題なく見られる」「(動画視聴が)安定している」という口コミが多いです。



VPNは、海外在住のお子さんの日本語教育にとってなくてはならないツールになりつつありますね。
【検証】海外→日本の動画視聴: 見られる動画配信サービスが多い? 安定してる?
海外のVPN大手3社(NordVPN、ExpressVPN、Surfshark)の日本サーバーに接続して、日本の主要動画配信サービスが見られるかどうか調べた結果は、以下の通りです。



長期的に安定して日本の動画が見られるVPNかどうかがわかるよう、最新の調査結果(2023年4月)だけでなく、2022年1月、2022年4月、2023年1月の調査結果も載せておきますね。
- デバイス(OS)/ 接続サーバーによって視聴可否結果が異なる場合があるため、すべての調査は、PC(Windows10/11)とiPhone(iOS15/16)の2つのデバイスで行っています。また、複数サーバーを試しています。
- 複数サーバーのうち一部サーバーでのみ視聴できた場合は「△」としています。
2023年4月の視聴可否結果
動画配信サービス名 | NordVPN | ExpressVPN | Surfshark |
---|---|---|---|
Hulu日本版 | 〇 | × | 〇 |
Amazon プライムビデオ 日本版 | 〇 | 〇 | 〇 |
Netflix日本版 | 〇 | △ (iPhone) 〇 (PC) | 〇 |
U-NEXT | 〇 | 〇 | 〇 |
TVer | 〇 | 〇 | 〇 |
NHKプラス | 〇 | 〇 | 〇 |
ABEMA | 〇 | 〇 (iPhone) △ (PC) | 〇 |
Yahoo! JAPAN ※2022年4月6日以降、 ヨーロッパ31ヶ国で閲覧不可 | 〇 | 〇 | 〇 |
(2023年4月4日、フランスから確認)
2023年1月の視聴可否結果
動画配信サービス名 | NordVPN | ExpressVPN | Surfshark |
---|---|---|---|
Hulu日本版 | 〇 | × | 〇 |
Amazon プライムビデオ 日本版 | 〇 | 〇 | 〇 |
Netflix日本版 | 〇 | 〇 | 〇 |
U-NEXT | 〇 | 〇 | 〇 |
TVer | 〇 | 〇 | 〇 |
ABEMA | 〇 | 〇 (iPhone) ほぼ × (PC) | 〇 (iPhone) △ (PC) |
Yahoo! JAPAN | 〇 | 〇 | 〇 |
(2023年1月14日、フランスから確認)



↑ 動画配信会社側でこれといった規制強化や仕様変更がないのか、視聴結果は全般的に良好です。
2022年4月の視聴可否結果
動画配信サービス名 | NordVPN | ExpressVPN | Surfshark |
---|---|---|---|
Hulu日本版 | 〇 | × (iPhone) 〇 (PC) | 〇 |
Amazon プライムビデオ 日本版 | 〇 | 〇 | × |
Netflix日本版 | 〇 | △ | 〇 |
U-NEXT | 〇 | 〇 | 〇 |
TVer | 〇 | 〇 | 〇 |
ABEMA | 〇 | × | × (iPhone) 〇 (PC) |
Yahoo! JAPAN | 〇 | 〇 | 〇 |
(2022年4月25日、ドイツから確認)



↑ Netflixの規制強化に各VPN会社が対応でき、視聴状況が安定した頃です(ExpressVPNは少し対応が遅れていました)。
2022年1月の視聴可否結果
動画配信サービス名 | NordVPN | ExpressVPN | Surfshark |
---|---|---|---|
Hulu日本版 | 〇 | × | 〇 |
Amazon プライムビデオ 日本版 | 〇 | 〇 | × (iPhone) 〇 (PC) |
Netflix日本版 | △ | × | × |
U-NEXT | 〇 | 〇 | × (iPhone) 〇 (PC) |
TVer | 〇 | 〇 | × (iPhone) 〇 (PC) |
ABEMA | 〇 | △ | × (iPhone) △ (PC) |
(2022年1月2日、ドイツから確認)



↑ Netflixの規制強化(仕様変更?)でどの会社のVPNでも日本のNetflixを見るのが難しくなっていた頃です。
それでも、NordVPNだけは複数サーバーを試せば視聴できるサーバーが見つかっていました。
視聴可否結果が示すように、NordVPNの視聴結果はほぼパーフェクト。
海外から日本の動画配信サービスを見るという目的ならNordVPNが最強であることがおわかりいただけると思います。
VPNは長期で契約すればするほどお得になりますが、今現在の視聴状況だけを見たのでは長期的に使えるVPNなのかどうかわかりません。将来の視聴状況についての保証はありませんが、これまで長期的に大丈夫だったら今後も大丈夫な可能性が高いんじゃないかって思えますよね。



ちなみに、私は最初から2年プランに申し込むのが不安だったので、割引率は下がりますが1年プランで申し込み、安心して使えることがわかってから2年プランに移行しました。
特にNetflixユーザーにはNordVPNがおすすめ
特にNetflixユーザーにはNordVPNがおすすめです。
なぜなら、NordVPNを使うと、万が一Netflix視聴が難しくなっても完全に視聴できなくなることはないからです。
VPNを海外→日本の動画視聴目的で使う場合、日本のNetflixが安定して視聴できるかどうかがVPN選びの鍵と言われています。Netflix社はたまに規制を強化することがあり、地域制限回避が難しい動画配信サービスのひとつだからです。
例えば、前回の規制強化は2021年8月~でしたが、再び海外から日本のNetflixが安定して視聴できるようになるまで各VPN会社はしばらく対応に追われることになりました。
ただ、そんな時期でも、日本に100以上のサーバーがあるNordVPNについてはNetflix日本版が完全に視聴できなくなったことはなく、複数サーバーを試すと視聴できるサーバーが見つかっていました(一方、2022年1月上旬など、ExpressVPNとSurfsharkではNetflix日本版がまったく視聴できなくなっていた時期がありました)。
NordVPNを使うと、万が一Netflix側が規制を強化した場合でも完全に視聴できなくなることはないので、Netflixユーザーには特におすすめできるんです。
海外→日本のNetflixの視聴状況は今後変わる可能性があります。急にNetflixが視聴できなくなった場合は、次の記事で解説している方法を試してみてください。
各国でアカウントを登録しないといけないAmazonプライムビデオと違って、Netflixは世界の190ヶ国以上でアカウントが共通なので、どこの国で登録していても、優秀なVPNを使えば、日本やそのほかの国のNetflixを視聴できます。
メリット2: 危険性がなく安心して使える


NordVPNのセキュリティは軍事レベルで、安全性は業界トップレベルだと言われています。
海外在住の方の中には「VPN = 日本の動画を見るための地域制限(ジオブロック)回避ツール」として日本の動画視聴のためだけに使っている方がおられますが、VPNはもともとは、IP アドレスを隠し、通信内容を暗号化することで、ハッカーやあらゆる種類のサイバー攻撃から通信データを守ってくれるセキュリティ技術です。
ちょっと難しい話になりますが、NordVPNは軍事レベルの暗号化規格である「256ビットの暗号化を行うAES(高度暗号化標準)」を使用しています。「まだこの世に存在しないスーパーコンピューターが何十億年もかかって計算しないといけない」レベルの暗号化で、現在、この世界には解読できる手段はないそうです。
「フリーWifiを使う時はハッカーによって情報が抜き取られるリスクがあるので注意しよう」というのはよく言われることです。コロナ禍以降テレワークが珍しいことではなくなり、スタバなどのカフェやコワーキングスペース、ホテルなどでの仕事の際、情報の抜き取りを防ぐためにVPNを利用する人が増えていますが、NordVPNなら安心です。
NordVPNのノーログポリシーは第三者機関のお墨付き
ですが、気を付けるべきは、ハッカーだけではありません。
実は、VPNサーバーの管理会社は、利用者の個人情報を簡単に知ることができます。誰がどこからアクセスし、何を検索し、どのサイトを訪れ、どんな情報を入力したか、といった活動情報を簡単に記録、保持できます。
たとえ、「弊社では活動情報のログは保持しておりません」と、いわゆる「ノーログポリシー」を謳(うた)っていても、実際にはログを保持しているケースがあり、無料VPNのプロバイダーは、利用者の個人情報や活動情報を第三者に売ることで収入を得ているケースも多いようです。



だから、無料VPNは危険なので使わない方がいい、と言われているんですね。
NordVPNは「ノーログポリシー」を厳守していると言っています。ログがない、つまり、たとえ当局が情報を要求したとしても、万が一ハッキングされたとしても、公開できる情報、ハッキングできる情報は何もないということです。
「わが社はノーログポリシー厳守してます」と言われても疑ってしまう私ですが、その点、NordVPNについては第三者機関が定期的に監査に入り「ちゃんとノーログでしたよ」という監査結果を公表している(直近のノーログポリシー検証は2022年11月~12月)ので、第三者機関による監査がまったく入っていないVPNより信用できるかと思います。
政府の監視や検閲から個人情報を守れる
NordVPNの親会社の本社はパナマにあるため、ネット活動を監視し加盟国間で情報共有する「14アイズ同盟」に加盟しておらず、14の加盟国当局に利用者情報を開示する法的義務がありません。
「14アイズ同盟(fourteen eyes surveillance network)」とは?
加盟国は、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、デンマーク、フランス、オランダ、ノルウェー、ドイツ、ベルギー、イタリア、スウェーデン、スペインの14ヶ国。加盟国政府はインターネット利用者のデータにアクセスし、加盟国間で情報共有することが可能。プライバシー保護を気にするなら、これらの加盟国に本社を置かないVPNを選ぶべきとされています。



日本ではこういうの気にならないかもしれませんが、例えばアメリカでは政府による監視や検閲を心配している人が多く、VPNの本拠地がどこにあるかということまで気にします。
脅威対策機能で単なるVPNを超えた
NordVPNの最新機能として脅威対策機能が加わり、セキュリティ面で他のVPNを一歩リードしているのも特筆すべき点です。


脅威対策機能をオンにすると、次のような日常的なサイバー脅威をブロックしてくれます。
- ダウンロードファイルにマルウェアがないかどうかスキャンし、デバイスに感染する前にブロック
- トラッカーや侵入型広告をブロック
- 悪質なウェブサイトへのアクセスを阻止
同様の機能はSurfsharkにはありますが、ExpressVPNや日本のVPNにはありません。
広告ブロック機能をオンにすると、ゲームのモバイル広告や一部のブラウザ広告が表示されなくなります。目に見えて効果がわかるというのもありますが、うっとうしい怪しそうな広告が表示されなくなるので、地味に嬉しい機能です。



ただ、YouTubeやSpotifyの広告など「脅威」と見なされないものについてはブロックされませんのであしからず。
メリット3: サーバー設置国・サーバー数が多い
NordVPNは、サーバー設置国数、サーバー数が多い点についても評価が高いです。
世界60ヶ国に5000台以上、日本(東京・大阪)に100台以上あります。
サーバー設置国・数が多いことのメリット
サーバーが多ければ多いほど負荷がかかりにくく(混雑しにくく)、通信速度の低下を避けられます。
また、あるサーバーに問題(速度が遅い、動画視聴が不安定、など)があったら別のサーバーに接続し直すことで解決できます。
こんな(↓)裏技的な使い方もあるんですね...
サブスク系(↑)というのは、NetflixやYouTubeプレミアム(アカウントが世界共通でどこの国で契約してもサービス内容は同じ)のことかなと思います。
ちなみに、私は今、夏の日本一時帰国に向けて日本のホテルを予約しているんですが、例えばBooking.comだと日本のVPNサーバーに接続した方が宿泊料金が安くなる場合が多い(時に数千円の差)ので、フランスからの料金と日本からの料金を比べてから予約しています。
このように、VPNを使うと安く買い物できるというメリットもあり、サーバー設置国・サーバー数が多い分だけ使い方の幅も広がります。
各VPNのサーバー設置国・数の比較
ご参考までに、主要VPN会社のサーバー設置国数・サーバー数は次の通りです。
VPN名 | 設置国数 | サーバー数 (世界) | サーバー数 (日本) |
---|---|---|---|
NordVPN | 60 | 5484 | 149 |
ExpressVPN | 94 | 3000+ 約150ヶ所 | サーバー数未公開 4ヶ所 |
Surfshark | 100 | 3200+ | サーバー数未公開 1ヶ所 |
AtlasVPN | 37 | 750+ | |
CyberGhost VPN | 91 | 9700 117ヶ所 | 109 |
MillenVPN | 53 | 1300+ 72ヶ所以上 | サーバー数未公開 1ヶ所 |
セカイVPN | 10 |
(2023年1月17日現在)
実は、NordVPNのサーバー設置国60ヶ国というのはあくまで平均的な数字で、特に多いというわけではありません。ただ、サーバー数はかなり多いので、一国あたりのサーバー数では業界トップレベルということになりますね。
自分が接続する必要のない場所にたくさんサーバーがあっても意味がありません。重要なのは、自分が利用するロケーションにサーバーがある程度設置されているかどうかということ。
NordVPNのように世界60ヶ国に5000台以上サーバーがあれば、見たい動画・コンテンツがある国はほぼカバーされるでしょうし、国外大体どこに旅行に行っても使えるでしょうし、ほとんどの人にとっては十分に用は足りるのではないかと思います。
メリット4: アプリの使い勝手がよい
NordVPNのアプリは、デザインがよく、ユーザーフレンドリーで使いやすいと思います。
「NordVPNは使いやすい」という口コミは結構多いです。
Windowsアプリでの、日本のVPNサーバーへの接続の仕方をちょっと見てみましょう(スマホアプリも基本は同じ)。
まず、これが、アプリを開いたばかりの画面。VPNサーバーには「未接続」の状態です。


初めて日本のサーバーに接続する時の接続方法は次の2通り。
- ①「^」マークをクリックし国リストを表示 → ②表示された検索窓に「Japan」と入力 → ③検索結果から「Japan」をクリック
または - 世界地図上で日本地図を表示させて、東京または大阪をクリック


下の画像が、日本のサーバー「620」に「接続済み」の状態です(最適のサーバーを選んで自動接続してくれます)。
サーバー番号の右側に表示されている日本の国旗マークにカーソルを合わせると、現在のIPアドレス(日本のIPアドレス。例えば、日本のNetflixに接続するならNetflix社が見ることになるあなたのIPアドレス)が確認できます。
接続を切断したい時、別のサーバーに接続し直したい時は、それぞれのボタンを押します(下の画像参照)。


一度接続すると接続履歴(上の画像参照)が表示されるようになります。接続履歴の国旗をクリックするとワンクリックで接続できて楽です。



履歴をワンクリックするのが簡単過ぎて、私はもう世界地図はまったく使っていません。
ただのお飾りになっています...
「クイック接続」ボタン(1枚目の画像)をクリックして接続すると、現在地に近い最速サーバーをNordVPNが自動的に選んで接続してくれます。
例えば、フランスに住んでいる私の場合、現在地に近いフランスの最速サーバーに自動接続されます。
メリット5: 固定IPアドレスが使えるオプションがある
NordVPNで特筆すべきメリットのひとつが、固定IPアドレスが利用できるオプション(追加料金要)が用意されているということです。
固定IPは、仕事で必要になったり、接続元IPアドレスを制限しているサービスを利用するために必要になったりしますが、大手VPNで固定IPを提供しているところは多くありません。
以下の口コミのように、「固定IPアドレスが使えるからNordVPNを使う」という人も結構おられるようです。
ちなみに、NordVPNの固定IPは、SurfsharkやMillenVPNが提供する「複数名で共有する固定IP」ではなく、他人と共有しない「自分専用の固定IP」です。
NordVPNは現在、以下の7ヶ国(計9ヶ所のロケーション)の固定IPアドレスを提供しています。
- 日本(東京)←2022年11月から提供開始!
- 米国(バッファロー、ロサンゼルス、ダラス)
- 英国(ロンドン)
- ドイツ(フランクフルト)
- オランダ(アムステルダム)
- フランス(パリ)
- カナダ(トロント)
固定IPアドレス(1アドレス)を利用する場合、VPN契約料金に加え、次の追加料金(月額料金)がかかります。
契約プラン | 月額料金 (税抜) |
---|---|
2年プラン | 3.69ドル/480円 |
1年プラン | 5.29ドル/690円 |
1ヶ月プラン | 8.99ドル/1170円 |
固定IPについての詳細や申込方法は、NordVPN公式サイトの「専用IPアドレス」のページで確認できます。
メリット6: カスタマーサポートが感動レベル


NordVPNのカスタマーサポートに関しても、良い評判が多いです(「感動」と称されるレベル)。
年中無休、24時間対応。メールまたはライブチャットでいつでも問い合わせられます。
NordVPNのカスタマーサポートに関する口コミ
私のNordVPNカスタマーサポート利用体験
「カスタマーサポートなんて使わないからどうでもいいよ」という人もいますが、私の経験上、VPNに関してはカスタマーサポートの質は大事です。



実際、私はVPNに関してはカスタマーサポートに何度もお世話になっています。
各VPNの会社は動画配信サービスの視聴を保証しているわけではありませんが、例えば「日本のNetflixが見られません!」と問い合わせることで、それが動画配信サービス側の仕様変更などに起因する問題なのか、自分の環境に起因する問題なのか、VPN側がその問題を把握していて現在対応中なのかどうか、などがわかります。
私はこれまで、NordVPNとExpressVPNのカスタマーサポートをそれぞれ5回以上利用したことがありますが、NordVPNの方が、ライブチャットでの待ち時間も短く、やりとりもスピーディで、実際に問題解決に至ることが多かったです。
VPNのカスタマーサポートって、「サーバーに接続できない」「お目当ての動画配信サービスが見られない」などという時に利用する場合が多いかと思うのですが、そういう時ってできるだけ早く解決してスッキリしたいですよね?
日本のVPN(セカイVPN、MillenVPNなど)はライブチャットでのサポート(人間によるサポート)がないためすぐに問題が解決できずモヤモヤすることがありますが、NordVPNをはじめとして海外VPNはどこもライブチャット(最初はボット対応だけどリクエストすれば人間が登場)ですぐに対応してもらえる点がとてもよいです。
ちなみに、チャット言語は選択できます。日本語の場合、翻訳アプリで対応してくれます。
【私の体験談】NordVPNのカスタマーサポートを実際に試してみた!
NordVPNで日本サーバーに接続して(NordVPNで視聴できるはずの)日本の動画配信サービスが視聴できなかった時、カスタマーサポートを利用しました。
- カスタマーサポートとのやりとりはどんな感じ?
- カスタマーサポートへの問い合わせ前に準備しておくとよい情報は?
などについて別記事にまとめています。
メリット? デメリット? 人によって評価が分かれるNordVPNの特徴
利用料金:「コスパがよい」vs.「高い」どっち?
NordVPNの料金に関する口コミ
NordVPNの料金については、「高い」という口コミと「コスパがいい」「ExpressVPNより安い」という口コミが混在しています。
各VPNの料金比較
海外VPN大手3社、日本国内VPN大手2社の月額料金は次の通りです。
料金プラン | NordVPN (スタンダード) | ExpressVPN | Surfshark | セカイVPN | MillenVPN |
---|---|---|---|---|---|
1ヶ月プラン | 11.99ドル | 1760円約1722円 12.95ドル | 1722円 12.95ドル | 1000円 | 1360円 |
6ヶ月プラン | – | 約1328円 9.99ドル | – | – | – |
1年プラン | +3ヶ月無料 620円 4.59ドル (15ヶ月で 68.85ドル) | +3ヶ月無料 約887円 6.67ドル (15ヶ月で 99.95ドル) | 530円 3.99ドル | – | 540円 |
2年プラン | +3ヶ月無料 440円 3.29ドル (27ヶ月で 88.83ドル) | – | 331円 2.49ドル | – | 360円 |
備考 | 返金保証 | 30日間30日間 返金保証 | 30日間 返金保証 | 最大2ヶ月 無料 | 30日間 返金保証 |
(2023年4月4日現在)
NordVPNの1年/2年プラン料金は、SurfsharkやMillenVPNの1年/2年プラン料金に比べると少し高いです。
ただ、機能と価格のバランスで考えるとやはりNordVPNに軍配が上がります。
NordVPNの料金を高いと思うか安いと思うかは人それぞれだと思います。その人の契約プランや、用途や使用頻度にもよるでしょうし。2~4ヶ月だけ海外に滞在、という場合は割高な1ヶ月プランを申し込むことになるので高いと感じてしまいますよね。
我が家の場合は、割引率が高い2年プランで契約した上に、家族4人で最大接続台数6台までフルに使用、セキュリティ&プライバシー保護のためにほぼ常時接続、子どもたちは日本のアニメを見て日本語学習に活用、日本のホテルを安く予約、...とフル活用しているので、コスパは良すぎるぐらいです。
VPNは大体どこもそうですが、申込期間が長くなればなるほど割引率が大きくなります。NordVPNでは1ヶ月プランは割引がありませんが、1年プラン(スタンダード)は44%割引、2年プラン(スタンダード)は60%割引です(2023年4月4日現在)。
NordVPNは1年に何回か、料金が安くなるセール(例:ブラックフライデー、新春セール、◯周年記念キャンペーン)や3ヶ月無料期間が付いてくるキャンペーンをやっているので、セールやキャンペーン時に申し込むのがおすすめです。
NordVPNは現在(3月21日~)1年プランまたは2年プランを申し込むと3ヶ月無料期間が付いてくるキャンペーン実施中です。



NordVPNの申込プランには、上位プランの「コンプリート」「プラス」プランもありますが、VPNだけ使いたいなら最安の「スタンダード」プランで十分ですよ。
NordVPNの公式サイトから、プラン・料金の最新情報の確認、申込(30日間返金保証)が行えます。
通信速度:「速くて安定している」vs.「それほど速くない」どっち?
NordVPNは公式サイトには「世界最速のVPN」だと書いてあります。その根拠は、独立系ITセキュリティ評価機関として定評のあるAV-TESTが実施したテストによって世界最速とされたことです。
ただ、このテストが実施されたのは2020年9月のこと。NordVPNの通信速度は本当に速いのでしょうか?
NordVPNの通信速度に関する口コミ
VPN選びをする時に通信速度は多くの人が気にすることですが、ネット上には「NordVPNは速い」という口コミと「ExpressVPNに比べると遅い(らしい)」という口コミが混在しています。
この方(↑)は、ExpressVPNとNordVPNの両方を試された上で、動画視聴には「圧倒的に速い」とExpressVPNをおすすめされています。(つまり、下り速度が他のVPNに比べて圧倒的に優れている、ということですね。)
【検証】私の環境での主要VPNの通信速度
ですが、私の環境で計測したところ、ExpressVPNは、下り速度も上り速度も、フランス→フランスサーバー接続時も、フランス→日本サーバー接続時も、NordVPNとSurfsharkの通信速度には少し劣る結果になりました。
ご参考までに、私の環境で計測したVPN大手4社(NordVPN、ExpressVPN、Surfshark、MillenVPN)の通信速度(下りと上り)は以下の通りです。
- 下り速度・・・動画視聴、ウェブサイトの読込、ファイルのダウンロードに影響
- 上り速度・・・メール送信、クラウドやSNSへのアップロードに影響
- 測定日:2023年1月22日
- 測定方法:信用度の高い速度測定サイト Ooklaのspeedtest.netを使用。接続プロトコルは「推奨」。サーバーは国のみ指定して自動接続。
- 測定環境:PC(Windows11)+Wifi。VPN未接続時の下り速度は448Mbps、上り速度は333Mbps。
- 測定結果:5回測定の平均値。
フランス→フランスのVPNサーバーに接続した場合
VPN名 | 下り速度 (Mbps) | 上り速度 (Mbps) |
---|---|---|
NordVPN | 230 | 209 |
Surfshark | 253 | 213 |
ExpressVPN | 221 | 195 |
MillenVPN | 80 | 21 |
フランス→日本のVPNサーバーに接続した場合
VPN名 | 下り速度 (Mbps) | 上り速度 (Mbps) |
---|---|---|
NordVPN | 143 | 109 |
Surfshark | 132 | 70 |
ExpressVPN | 118 | 51 |
MillenVPN | 54 | 32 |
というわけで、私(フランス)の環境では、
- フランスのVPNサーバー接続時の速度は、Surfsharkがトップ
- 日本のVPNサーバー接続時の速度は、NordVPNがトップ
という結果です。
NordVPNの通信速度は「世界最速」ではない場合があるかもしれませんが、いずれにせよ私の環境では業界トップレベルの、快適な通信速度であることは確かです。



ただ、30Mbps程度出ていれば快適にインターネットを使用できる(4K動画視聴も快適)とされていますから、上記4つのVPNはどれも快適なインターネット使用、動画視聴の条件を満たしていると言えますね。
もし確実にVPNの通信速度を知りたいなら
通信速度は、サーバーに接続する曜日や時間帯(サーバーの混み具合)、サーバーまでの物理的な距離、使用するプロトコルの種類など様々な要因によって変動するので、簡単に比較できるものではありません。たまたま遅いサーバーに当たってしまうこともありますし。



A国に住んでいるBさんにとって最速のExpressVPNが、フランス在住の私にとってはNordVPN、Surfsharkより遅い、なんてことは普通にあり得ます。
ネットで検索すると「各VPNの通信速度の計測結果はこれ!」みたいな記事がたくさん出てきますが、記事によって最速VPNはばらばらです。VPNの通信速度計測結果は、あくまで速度が速そうなVPN、遅そうなVPNの見当をつけるためにの参考程度に見るのでよいと思います。
通信速度を確実に知りたい人は、例えば「NordVPNとExpressVPNのどちらが速いのか知りたい」のであれば、両方のVPNを契約して(どちらも30日間返金保証があるので、どちらかを30日以内に解約する予定で)、自分の環境で各VPNに接続した状態でspeedtest.netで速度を測ってみてください!
最大同時接続台数6台まで:「十分」vs.「不十分」どっち?
NordVPNでは、ひとつの契約でデバイスは最大6台まで同時接続可能です。
家族でVPNを使ったり、複数のデバイスを使ってテレワークをしたりする場合は、最大何台まで同時接続できるのかというのはVPN選びの重要なポイントですよね。
6台まで接続できればOKな人はNordVPNで問題ありませんね。



Fire TV StickにNordVPNを入れてテレビの大画面で動画を楽しんでいる方、結構おられますよね!
ちなみに、NordVPNは、以下のOS、ブラウザ、デバイスに対応しています。
対応OS | 対応ブラウザ・デバイス |
---|---|
MacOS iOS Android Linux | WindowsFirefox Microsoft Edge Android TV Firestick Xbox Playstation Oculus Quest Raspberry Pi Chromebook Chromecast Kindle Fire Nintendo Switch | Chrome
一方、7台以上の同時接続が必要な人は、
- NordVPNをもうひとつ契約する
- NordVPNの契約はひとつのままで、VPN対応ルーターを使用する
- 7台以上の同時接続が可能な、別のVPNを契約する
ことになります。
(VPN対応ルーターは、配下のデバイス数に関係なく、1台としてカウントされます。)
4人家族の我が家の場合、私がPCとスマホで2台、夫がPCとスマホで2台、長男と次男がスマホ1台ずつ、タブレット1台で計7台で使用。私と夫はほぼ常時接続なので台数ギリギリ、といったところです。ただ、我が家は別のVPNも契約しているので、必要になったらそちらで対応しています(VPN対応ルーター使用は、VPNのオン/オフの切替や接続先国の変更などが面倒そうなのでやっていません)。
ご参考までに、主要VPNの最大同時接続台数は次の通りです。
VPN名 | 最大同時接続台数 |
---|---|
NordVPN | 6台 |
ExpressVPN | 5台 |
Surfshark | 無制限 |
AtlasVPN | 無制限 |
CyberGhost VPN | 7台 |
MillenVPN | 10台 |
セカイVPN | 3台 |



同時接続が7台以上必要な人がVPNを試すとしたら、台数無制限のSurfshark、10台まで可能なMillenVPNといったところでしょうか。
NordVPNのデメリット4つ


デメリット1: 中国では使えない可能性が高い
NordVPNは、通信規制の厳しい中国でも使えると言っていますが、実際には使えないことが多いようです。
ですので、中国在住者、中国へ出張・旅行予定の方はお気をつけください。
以下、中国在住者のツイートです。
やはり、NordVPN社も、中国のような通信規制が厳しい国で安定したVPN接続を維持することは難しいのでしょうね。
ちなみに、中国で機能するVPNとしてはMillenVPNがあります。中国での接続を提供することに力を入れているようで、現在中国からの利用者が増えていると聞きました。
MillenVPNは「OpenConnect」という規制を受けにくいプロトコルを使うことで、中国やロシアなど通信規制が厳しい環境でも安定して接続できるようにしているそうです。
MillenVPNも30日間の返金保証があるので、中国にお住まいの方、ご旅行・出張予定の方は試してみられてもよいかもしれません。
デメリット2: インドのIPアドレスが使えない
NordVPNのユーザーはインドのIPアドレスを利用できません。そのため、「インド国外からインドのVPNサーバーに接続してインドの動画やコンテンツを見る」という使い方はできませんので、ご注意を。
2022年6月27日にインドで施行された新データ法(すべてのVPNプロバイダに対して、ユーザー情報を少なくとも5年間保存することを義務付け)により、NordVPNのノーログポリシー厳守が困難になり、インドから撤退することにしたためです。
ExpressVPNやSurfsharkもインドから撤退しましたが、他国(イギリスやシンガポール)を経由した仮想サーバーロケーションを提供することで引き続きインドのIPアドレスを使用できるようにしています。
NordVPNも同様の対応をしてくれるのでは、という期待があったのですが、現状、NordVPNは仮想サーバーロケーションによるインドのIPアドレスは提供していません。
デメリット3: 100%日本語に対応しているわけではない
NordVPNは海外のVPNですが、日本人の利用者も多いため、アプリやオンラインヘルプなどは日本語対応しています。
ですが、100%日本語化されているわけではありません。
時々届くお知らせメールや契約更新時の案内メール、メールアドレス変更手続きの際のメールなどはすべて英語なので、英語が苦手な場合、デメリットだと感じている人がいるようです。
また、カスタマーサポートのメールやライブチャットの相手は日本人ではありません。ライブチャットの言語指定を「日本語」にすれば日本語でチャットできるのですが(相手は翻訳アプリを通して対応)、翻訳アプリも完璧ではないので、日本語が不自然だったり首をかしげたくなることがあります。
私も、日本語でのチャット中に、相手に「一瞬」と回答されて「え?一瞬って何?」ととまどったことがありますが、落ち着いて考えたら「ああ、One moment(ちょっと待ってください)のことだったのね」とわかりました。相手も翻訳アプリが完璧ではないことはわかっていて「意味がわからない」と伝えると、言い換えてくれたりするので何とかなりますよ!
デメリット4:「30日間返金保証」の返金依頼手続きが面倒
NordVPNは、申込後30日以内に解約&返金依頼を行えば、返金してくれます。
返金条件を満たしていれば返金されないということはありませんが、返金依頼手続きは公式サイト上で簡単に行うことができず、メールまたはライブチャット(有人窓口)で行わなければならないルールになっています。
ここで話題にしているのは、申込後30日以内に解約する手続きとは別の、すでに払ったお金を返してもらうための手続きです。
解約するだけなら、公式サイト上で簡単にできます。
返金依頼手続きについては、「ワンクリックで簡単に手続きできたらいいのに」「返金依頼手続きに時間がかかった」という声があります。
この方たちが書いておられる通り、「解決できそうな技術的問題」が解約&返金依頼理由であることを伝えると、あれこれ解決しようとしてくれて、返金手続きが長引く可能性があるので、ひたすら「返金してください」と言い続けるか、「解決できない」返金理由(料金が高すぎる、VPNが不要になった)を伝えるとよいでしょう。
この方(↓)のように2~3分で手続きが完了した方もおられますよ。



さて、NordVPNのメリット・デメリットの話はここで終わりにして、最後に、申込から動画視聴までの流れ、申込時に知っておいた方がよいことや注意点について補足しておきますね。
【補足1】NordVPN申込から日本の動画視聴までの流れ
VPNの導入手続きはすべてオンラインで完結します。専用機器や初期工事、難しい設定など一切必要ありません。
ネットでNordVPNの口コミを探している時、「申込・設定が簡単」「こんなに簡単に使えるなら、もっと早くやればよかった」という口コミが多くありました。
拍子抜けするほど簡単な、NordVPNを申し込んでから日本の動画が見られるようになるまでの流れは以下の通りです。
- NordVPN公式サイトから申し込む。
オフィシャルサイト【NordVPN】 - デバイス(Windows/iOS/Android … )に合ったNordVPNのアプリをダウンロード。
- (スマホで視聴したい人のみ)
スマホに、お目当ての動画配信サービスのアプリをダウンロード。
※Tver、Netflix、Amazonプライムビデオ、...各社アプリを提供しています。 - NordVPNのアプリを開き、自分のアカウントにログイン。
- アプリの国リスト、または、世界地図上で「日本」を選んでVPNサーバーに接続(前述)。
- 見たい動画配信サービスの公式サイト(または、スマホにダウンロードした動画配信サービスのアプリ)を開いて視聴。
※VPNに接続→動画配信サービスの公式サイト/アプリを開く、という順番を守らないと視聴できないのでご注意を。
もし ③ で iPhone/iPadに日本のアプリがダウンロードできない場合の解決法はこちらの記事をご覧ください。
【補足2】NordVPN申込時の注意点
公式サイトから申し込むのがおすすめ
NordVPNは、iPhoneのApp Storeや販売代理業者(Amazonなど)を通じて申し込むこともできます。
その場合の返金依頼はApp Storeや販売代理業者を通じて行うことになり、NordVPNは返金に関与しません(NordVPN社の返金規約は適用されません)。
その際に「スムーズに返金してもらえない」「返金してもらえなかった」という口コミを複数見かけました(日本での口コミだけでなく、フランスでも同様の口コミ多し)。
公式サイトから申し込んだ人についてはそのような口コミは見つかりませんでしたので、公式サイトから申し込むことをおすすめします。
VPNだけなら「スタンダード」プランで十分
NordVPNの申込プランには、上位プランの「プラス」「コンプリート」プランもありますが、VPNだけ使いたいなら最安の「スタンダード」プランで十分だと思います。
各プランの内容は次の通りです。
スタンダード 440円/3.29ドル | プラス 590円/4.49ドル | コンプリート 780円/5.99ドル | |
---|---|---|---|
VPN | |||
脅威対策機能 | |||
パスワード管理アプリ | |||
情報漏洩スキャナー | |||
クラウドストレージ |



「スタンダード」プランでは、VPNのセキュリティに関する詳細な設定もできますし、マルウェアからデバイスを守ってくれる機能やトラッカーや広告をブロックする機能も含まれていますよ。
申込ページに行くと「コンプリート」プランが「一番人気」と書かれ、太枠組みで強調されていて(笑)、「スタンダードプラン」がひっそり目立たないところにあるので、VPNだけ使いたいという人は間違えて上位プランを申し込まないように注意してくださいね。



つまり、契約後のプラン変更はできず解約するしかないということなのでご注意を!
自動更新に注意
これは申込後の話になりますが、NordVPNは申込後の初期設定では「自動更新」がオンになっている(1年プランなら1年後、2年プランなら2年後に自動的に契約が更新されることになっている)ので注意しましょう。
更新後の利用料金がどれぐらいアップするか気になるところですし、契約更新するなら検討してから更新したいですよね。



更新という形ではなく、新規に申し込みし直した方が安いかもしれませんし。
「気がついたら勝手に更新されてた!クレジットカードから次の1年分/2年分の料金が引き落とされていた!」なんてことにならないよう、申込後すぐ、忘れないうちに自動更新を停止しておくことをおすすめします。
自動更新の仕組みや自動更新の停止方法についてはこちらの記事を参考になさってください。
【まとめ】NordVPNはこんな人におすすめ。こんな人にはおすすめしません
NordVPNについては、ネット上で良い評判が多いことがわかりました。
私自身、海外で3年(今はほぼ常時接続で)毎日使ってみて、NordVPNは、安全性、機能、価格と、総合的に見て優秀なVPNだと感じています。
何より、地域制限(ジオブロック)の解除能力は業界トップレベルであることは確かで、特に、海外から日本の(日本から海外の)動画を見るためにVPNを使おうと思っている人には今一番おすすめできるVPNです。
ただ、デメリットがあることも確かです。
最後に、NordVPNの評判からわかるメリット・デメリットを踏まえて、ズバリNordVPNをおすすめできる人とおすすめできない人をまとめておきますので、参考にしてくださいね。
NordVPNはこんな人におすすめ
- 動画配信サービスの地域制限(ジオブロック)解除に強いVPNを使いたい人。主に、海外から日本(または、日本から海外)の動画視聴のためにVPNを使う人
- ノーログポリシーがきちんと守られていて、セキュリティとプライバシー保護がしっかりしているVPNを使いたい人
- 政府の監視や検閲を心配している人
- 業界トップレベルの通信速度と安定性をもつVPNを使いたい人
- コスパのよいVPNを使いたい人
- 自分専用の固定IPアドレス(日本、アメリカ、イギリス、フランス、オランダ、ドイツ、カナダ)が必要な人
- サポートが優秀なVPNを使いたい人。ライブチャットで24時間いつでも問題が解決できるVPNを使いたい人
NordVPNはこんな人におすすめしません
- 中国在住者。または、中国出張・旅行中にVPNを使いたい人
→ 中国でのVPN接続に力を入れているMillenVPNを試してみる。 - インドのIPアドレスを利用したい人
→ (他国経由の仮想サーバーロケーションを利用して)インドのIPアドレスを提供しているExpressVPNまたはSurfsharkを試してみる。 - とにかく安い有料VPNを使いたい人
→ 2年プランが激安(2.49ドル/331円)のSurfsharkを試してみる。 - 同時に7台以上のデバイスでVPN接続したい人
→(解決法①)海外のVPNなら接続台数無制限のSurfshark、日本のVPNなら10台まで可能なMillenVPNを試してみる。
→(解決法②)VPN対応ルーターを使用する。 - 自分専用の固定IPアドレス(日本、アメリカ、イギリス、フランス、オランダ、ドイツ、カナダ以外の国のIP)が必要な人
- 日本の会社のVPNが使いたい人。お知らせメール(更新時のお知らせメールなど)が英語なのが嫌な人。自動翻訳アプリを通してサポートとやり取りしたくない人
→申込、問い合わせなどすべて日本語でできる、日本の会社のMillenVPNがおすすめ。
VPNは実際に使ってみないと自分の環境(国、デバイス/OS、ネット環境など)で機能するかどうか、通信速度に問題がないかどうか、お目当ての動画配信サービスを視聴できるかどうかわからないので、まずは30日間返金保証期間にしっかり使って、試してみることをおすすめします。
長文記事を最後までお読みいただき、ありがとうございました!お役に立てましたら幸いです。